自宅での時間が増えたことで、自宅で料理をする人が増えてきました。これまで一度も料理をしたことがない人が料理に目覚めたり、普段は買わないような高級食材で料理をしてみるという人もいます。家族そろって食事をする機会も増えたという人もいるのではないでしょうか？

そこで今回は、食事するときのポイントや、どんなものを食べたら良いかについて、氣の観点から考えてみたいと思います。

「食べ物は命である」ことを強く意識する

毎日当たり前のように食べているとついつい忘れがちですが、すべての食物は命からできています。ひとつひとつの命には氣が宿っているため、氣の観点からみても粗末に食べることは絶対にダメです。動物や植物の命をいただいていることを意識し、感謝していただくようにしましょう。家族みんなで感謝の言葉を口にしながらいただくのも良いですね。

また、命は限られたものですから、必要以上に食べするのも良くありません。自分が健康に生きていけるだけの量を食べるようにしましょう。「腹八分目に医者いらず」と言われる通り、腹八分目になるだけの量を作って食べるのが健康に良く、無駄な殺生を防ぐことにもつながります。

その土地のもの・季節のものを食べる

できるかぎり、住んでいる土地の近くで採れた食材を選ぶようにしましょう。地元の食材がなければ、できるだけ近い場所で採れたもの、外国産よりは国産のものを選びましょう。土地の氣をいただくことで、エネルギーが高まりやすくなります。都会に住んでいるとなかなか地元の食材を手に入れるのがむずかしいですが、買い物のときに産地を意識するだけでも良いことです。

また、できるだけその季節のものを選ぶのも良いことです。冬に採れる根菜は体を温め、夏に採れるトマトやきゅうりは体を冷やすなど、その季節のものをいただくことで自然と体の不調を補ってくれるのです。最近ではどんな野菜でも1年中食べられるようになりましたが、季節の野菜を頭に入れて取り入れることもおすすめです。

その他に、「一物全体」という考え方もあります。できるだけ食材を余すことなく食べるという考え方です。野菜であれば、皮付き・根つき・だいこんの葉っぱなども捨てずに食べます。お米も、精米せずに玄米のまま食べるのがおすすめです。命を無駄にせずにいただくことで、感謝していただくことにつながります。

プラスの氣が集まる食事法


氣のエネルギーが高まる食事法もいくつかご紹介します。

・よく噛んでしっかりと味わって食べる
ながら食べなど、食事に集中せずに食べることはよくありません。食べ物の命を粗末にすることにつながります。よく噛んで食材の味をしっかりと味わっていただくようにしましょう。

・家族や友人と食べる
今は宴会などが難しい時期ではありますが、できるだけ一人ではなく家族や友人や同僚など、誰かと一緒に食べる機会を作りたいですね。食事を共にするというのは、氣の観点から言ってもとても良いことです。

・お惣菜もお皿に盛りつけて
忙しい人はお惣菜を買って食べる機会も多いかと思います。それ自体は悪いことではありませんが、プラスチック容器のままではなく、できるだけお皿に盛り付けて食べるようにしましょう。温かいものはしっかり温めて食べることも大切です。