氣のコラム

美容と健康世界一睡眠時間が短い日本人女性。どう改善する?

日本の女性は世界でもっとも睡眠時間が短いというデータがあります。要因として指摘されるのが、家事負担の重さです。例えば、国の21年の社会生活基本調査で6歳未満の子がいる共働き夫婦の家事関連時間を見ると、妻は6時間33分、夫は1時間55分と、大きな差がありました。

睡眠は、人が健康で幸せに生きていく上で欠かせない時間です。睡眠には「体」「脳」「心」を健康に保つ役割があり、しっかりと睡眠がとれるからこそ、元気な体・適切な判断ができる頭の回転・安定した情緒を維持することができるのです。

睡眠不足が続けば、風邪をひきやすくなったり、間違った判断をしてしまったり、機嫌も悪くなります。睡眠不足が慢性化すると、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病、メンタル不全、認知症といった様々な病気がおそいかかります。

現代の女性は、家事や育児だけでなく仕事をもっていて、空いた時間に仮眠をとるということもままならない人も多いように思います。また、女性を中心とした睡眠不足について、氣の観点から考えてみたいと思います。

歴史的に女性の家事負担が高い

日本人女性は、長い間、家事は女性の役割であるという価値観を植え付けられてきました。女性がキャリアを持つことが当たり前になった現代でも、小さい頃から「女の子だから家事ができないと」という価値観の中で育てられてきた人が少なくありません。

長い歴史の中で培われた固定観念は、いくら社会的にジェンダー平等が呼びかけられても、なかなか変化していくのが難しいのが現実です。女性の家事・育児負担を減らすために、男性側の意識を変えていかないといけないのは言うまでもありません。それも、夫や父親になってから意識を変えようとするのではなく、子供時代から女性と同じように家事や子育てについての教育をしていく必要があります。

日本では約30年前まで、中高生の家庭科の授業は女子のみの科目でした。ですから現在の40代以降の人は、家庭に関することは女性がやるものという価値観を公教育として当たり前のように受けてきたのです。

もちろん、役割分担は家庭によってあって当然です。夫婦のどちらかが働き、どちらかが家庭内のことを担うことで良いバランスを保っている家庭もたくさんあります。しかしどちらかが長期的に睡眠不足になるような事態は、家族一丸となって解決していくべきことだと思います。

人に任せることへの抵抗感

男性の意識だけでなく、他人に家事や子育てを任せることに抵抗感があるという日本人女性の価値観の影響も考えられます。

たとえばアメリカでは半数以上が利用しているベビーシッターですが、日本での利用率は10%に満たないそうです。アメリカでは子育て経験のない大学生や高校生のバイトとしてベビーシッターがポピュラーであることを考えると、日本でベビーシッター利用率が上がらないのは金銭的な事情だけではないのかもしれません。

「自分がやらなければ」とがんばりすぎてしまっている人は、夫だけでなく、親や近所の人、保育サービスなど、様々な人の助けを借りることも検討してみましょう。

特に伝統的・保守的な家で育った女性は、女性自身が家事や育児を人に任せることがいけないことのように捉える傾向があります。氣の観点から言えば、家事に苦しんできた先祖などのマイナスの魂が影響を与えて、周りに助けを求められないようにがんじがらめになっているケースもあります。

このような状態を自分で改善しようとしてもなかなか変えることができません。周りもそうした理解がなく、自分だけが家事を抱えるように追い込まれてしまいます。だからこそ氣の力を借りることがおすすめなのです。可能であれば研修講座を受けると解決が早くなることもあります。

睡眠を削って家事・育児をしていると、自分の状態に対して適切な判断ができなくなってしまう危険性もあります。必要以上に家事や育児にこだわりを持っていたり、人に任せることに対して絶対的な抵抗感を持っている人は、いったん肩の力を抜いてみることをおすすめします。氣の体験会は定期的にオンラインで行っています。気軽に参加してみてください。

TOP
真氣光で、“氣”のエネルギー補給をしてみませんか?