氣のコラム

美容と健康心と体の両面から熱中症対策を

年々厳しさを増す日本の夏。熱中症による搬送者は増加の一途を辿り、2023年にはついに9万人を超えました。熱中症は、体温調節機能が弱い小児や高齢者だけでなく、健康な成人にとっても深刻なリスクです。軽視していると、重篤な症状になることもあります。

夏になる前に熱中症対策を見直すとともに、氣の観点からも考えてみましょう。


熱中症はなぜ起こる?

熱中症の増加は、温暖化の影響が大きいでしょう。気象庁が「異常気象」と指摘した昨年の夏は、気象庁が統計を取り始めてからの125年間で最も高くなりました。

しかしそれ以外にも、現代の生活スタイルが熱中症を招きやすい傾向もあります。

・電気代の上昇
年々値上がりする電気料金は、家計を圧迫しつつあります。電気代を節約したいために、エアコンをつけずに我慢する人も少なくありません。しかし真夏になると深夜でも気温が下がらず、睡眠不足にもつながります。適切な睡眠がとれなければ熱中症にもつながります。また、睡眠中に熱中症が発症する人もいます。

・気温の変化に鈍感
テレワークの増加などで、外に出る機会が減り、気温の変化を感じていない人も増えています。そうした気温の変化を軽視した結果、外出時に熱中症を発症することもあります。暑さ寒さの変化に敏感になり、体調の変化に気を配りましょう。

・対策不足
異常気象であることを軽視して、暑さ対策が十分でない、または無理しすぎてしまうケースがあります。昔ながらの根性論は通用しなくなってきています。体調が悪いときは無理せず、涼しい場所で休息を取りましょう。

暑熱順化で、身体を暑さに慣らす

あまりの暑さに、どうしても外出が減ってしまう傾向もあります。40度近くの気温になれば致し方のないことではありますが、あまりにも汗をかかないのは問題です。汗をかかないことで、体温調節機能が低下し、熱中症のリスクが高まることがあります。

適度な運動や入浴で汗をかくことは、健康維持にも重要です。そこで、厚生労働省も推奨する「暑熱順化」をおすすめします。暑熱順化とは、体を徐々に暑さに慣らしていくことです。 暑い環境に体が慣れていないと、体温調節機能がうまく働かず、体温が上がりやすくなってしまいます。 しかし、暑熱順化をすることで、以下の効果が期待できます。

・汗をかきやすくなり、体温を効率的に下げられる
・血液量が増え、血液循環が改善される
・心拍数が上がりづらくなる

暑熱順化は、日常生活の中で簡単に取り入れることができます。 以下に、具体的な方法をご紹介します。

・軽い運動を習慣化する:ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど、軽い運動を週に3~5日程度行う
・入浴で汗をかく:ぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、汗をかく
・暑い環境に少しずつ体を慣らす:最初は涼しい場所で過ごし、徐々に気温の高い場所へ移動する
・水分補給をこまめに行う:喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をする

まだ暑くなる前から暑熱順化を行い、汗をかくことで、体温調節機能を高めることができます。真夏になったら、早朝や夜間などに軽いウォーキングをするなど、無理のない範囲で体を動かしてみましょう。

氣を利用して、心身を整える

氣のエネルギーを高めることは、熱中症対策にもつながります。マイナスの思考やストレスは、体温調節機能を低下させ、熱中症のリスクを高めます。マイナスの氣が増えてしまうと、自分の身体や環境の変化に気づくことができず、いつの間にか熱中症になりやすくなることがあります。

マイナスの氣を減らして氣のエネルギーを高めることで、冷房による身体の冷えを整えたり、本来もっている免疫力や回復力を高めることができるかもしれません。

また、必要以上に暑さに苦手意識を持ち、気が滅入ってしまうことも懸念されます。40℃近い気温ともなれば外にでることは難しいと思いますが、行動を制限しすぎてまったく外に出ないのも良くありません。日中を避けて朝や夕方などに散歩をするなど、ネガティブな気持ちを発散することも大切です。

今年の夏は、心と体の両方から熱中症対策をしっかりと行い、健康に過ごしましょう。

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