氣のコラム
美容と健康メイクアップと氣の関係
多くの人にとって、メイクは欠かせない存在でしょう。自分の魅力を引き出し、自信を与えてくれます。メイクといえば、女性のものというイメージがありましたが、最近では男性もメイクを取り入れる人も増えてきました。また、コスメの種類も国内産・海外産を問わずに多種多様なものが販売されています。コンプレックスを隠すだけではなく、スキンケアを兼ねたものや、自分らしさを演出する手段としても活用されています。
一方でメイクは、「面倒くさい」「マイナスを隠すためのもの」「マナーだから」などと、義務感や仕方なくメイクをしている人も少なくありません。
メイクをすることは、私たちの生活にどのような影響があるのか、氣の観点から考えてみましょう。
本来、メイクは自分自身を表現し、楽しむためのもの
メイクをする目的は、肌をきれいにみせたり、顔立ちをきれいにすることだけではありません。天気やその日の予定によって洋服のように顔の印象を変えたり、色鮮やかなコスメで心を弾ませたりと、メイクを通して自分らしさの表現をしているのです。
美しさやかわいさの基準は、人それぞれです。自分がコンプレックスに思っていることが、他人からは魅力的に見えることも少なくありません。同じように、なりたい自分像というのも人によって違います。なりたい自分に近づけようとする行為こそ、メイクアップというものなのだと思います。もちろん、素肌のままの自分が好きであれば、ノーメイクという選択もすばらしいと思います。
つまり、メイクすることもしないことも、自分らしさの表現や意思表示であると考えれば、「めんどくさいから」という理由でメイクやスキンケアをしないのは少しもったいないようにも思います。
メイクは義務?
「女性はフォーマルな場所に出る時にメイクをしなければいけない」といった、社会の共通認識があることも事実です。時代の変遷とともにこうした認識も変化しているものの、幅広い年齢が関わるビジネスの場では、ノーメイクをマナー違反と考える人もいるでしょう。
こうした一般常識に則って、「本当はメイクしたくないけれど、仕事上しかたなくしている」という人も多いかと思います。仕事上のメイクアップは、どちらかというと自分のためというよりも、相手への気遣いやおもてなしの要素が強いように思います。とくに接客業や営業職のように、外部の人と多く接する仕事の場合、顔が明るく見えたり、きちんとした印象を与えるなどのメリットも多いでしょう。職業によっては、売上に影響することもあります。
義務的にメイクをしている人も、いやいやするよりも、できるだけ前向きに捉えられるように工夫してみましょう。たとえば、毎日のメイクに時間をかけなくて良いように、スキンケアに力を入れてみるとか、重ね塗りしなくてもよいコスメアイテムを探してみるなど。ただ義務的にメイクをこなすよりも、少しでも意識して工夫を凝らすことで、だんだんとメイクのおもしろみに気づくことも少なくありません。トレンドを研究し、時代おくれにならないようにすることは、見た目だけでなく心が老け込まない秘訣です。
氣の観点からみたメイク
氣の観点からみると、「自分に手間をかける」意識を持つこと自体が、プラスの氣を呼び込み、氣のエネルギーを高めることになります。自分に手間をかけるというのはメイクに限ったことではなく、スキンケアに力をいれたり、マッサージや読書などの自分の心と身体が喜ぶことをすることでも構いません。逆に、義務感やめんどくささなどのネガティブな気持ちでメイクをしていると、マイナスの氣を呼び込むきっかけとなってしまうため、あまりよくありません。
とはいえ、気持ちが落ち込んでいたり、肌が荒れていたりと、「今日はメイクをしたくない」という日は誰しもあると思います。そんな日のために、「手抜きメイク」のバージョンを作っておくことをおすすめします。下地のみでファンデーションを塗らないとか、マスカラはやめておくとか、少し手抜きをするためのアイテムを用意しておくだけでも、心が軽くなることもあります。
いつでも100%の自分でいられるとは限りません。落ち込む時や気分が乗らないときには、自分を甘やかせてあげることも大切です。自分のコンディションを見極め上手に手抜きをすることも、自分に手をかけることの一貫なのです。
少しずつでも、ネガティブな気持ちを減らし、氣のエネルギーを高めていきましょう。