氣のコラム
美容と健康スメハラ対策のススメ
「スメハラ(スメルハラスメント)」という言葉を耳にするようになりました。スメルハラスメントとは、「匂い」が原因で、周りの人に不快感を与えてしまうことです。体臭や口臭はもちろん、香水や柔軟剤の香りも、場合によってはスメハラにあたることがあります。
なぜスメハラが問題になっているのでしょうか? それは、スメハラがただ単に「臭い」の問題というだけではないからです。
スメハラの加害者にならないような工夫を、氣の観点も含めて考えてみたいと思います。
スメハラの問題点
スメハラは単なる匂いの問題ではありません。職場の中でさまざまな問題に発展する可能性があります。
・職場環境の悪化
同僚の体調不良や仕事への集中力低下を招き、チーム全体の雰囲気が悪くなることもあります。
・人間関係のトラブル
匂いを指摘することは、とてもデリケートな問題。誤解や人間関係の悪化につながる可能性があります。
・精神的な負担
匂いのせいで嫌な思いをしている人がいるかもしれないと思うと、心が休まらない人もいるでしょう。
このように、匂いの問題からさまざまなトラブルに発展するリスクがあります。なぜこのような問題が起こるのでしょうか?
自分の匂いをセルフチェック
スメハラは、本人が悪気があってやっているわけではありません。ひとつには、体質や生活習慣によって、どうしても気になる体臭が出てしまう人がいるということです。通常、自分の体臭に気づくことは難しいため、まさか自分が誰かに不快な思いをさせているとは思っていないケースが多いのではないでしょうか。スメハラは本人に悪気がないため、関係性の薄い人は直接指摘しづらいものです。できることならばみんなが自分の体臭をセルフチェックし、自ら対策することが大切です。
具体的な方法は下記の通りです。
・衣類のチェック: 一日着た服をポリ袋に入れて、数時間後に匂いを嗅いでみましょう。
・枕のチェック: 枕に顔をつけて、枕の匂いを嗅いでみましょう。
・耳の後ろのチェック: 耳の後ろは汗をかきやすく、体臭が出やすい場所です。指でこすって匂いを嗅いでみましょう。
・脇のチェック: 脇はアポクリン腺が発達しており、体臭が出やすい場所です。清潔なハンカチなどで拭き取り、匂いを嗅いでみましょう。
最近では、スメハラ対策グッズとして、口臭計測器や消臭機などが販売されています。これらのアイテムを活用することで、より確実に匂いを管理できるかもしれません。
セルフチェックで気になることがある人は、常に体や洋服を清潔にし、匂いに気を配ることが大切です。夏はとくに匂いが気になりやすいため、デオドラントシートなどで定期的に体を拭くなどをしてみても良いかもしれません。
また、体臭以外にも過剰な香水や柔軟剤の匂いが周りに不快感を与えることもあります。良い香りを身につけているつもりでいて、逆効果になっていないかもチェックしてみてください。
氣のエネルギーを高めることで解決できる?
氣と体臭には深い関係があります。体臭は、汗や清潔さだけではなく、ストレスや自律神経の乱れによっても体臭が出ることもあるのです。そうしたことが原因になっている場合は、氣のエネルギーを高めることでストレス軽減や自律神経を整えることができるため、体臭を弱めたり、自分の体臭に気づきやすくなることがあります。自分にあった方法で氣を高めていくことをおすすめします。
キノポタではコラムで様々な方法を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
スメハラは、誰にでも起こりうる問題です。大切なのは、お互いを尊重し、オープンなコミュニケーションをとること。そして、自分自身も周りの人への配慮を忘れずに、快適な環境を作っていきましょう。