氣のコラム

その他「無駄なこと」は本当に無駄なの?

「恋愛は時間の無駄」「無駄なことにお金を使いたくない」。若者のなかに、そんな考え方をもつ若い人が増えていると耳にします。若い人は時代を表す鏡です。世の中が不安定だったり、効率化を求める風潮だったり、そういったことが若者のマインドに影響を与えているのかもしれません。

そこで今回は、「無駄なこと」が私たちに与える影響を、氣の観点から考えてみたいと思います。

「無駄なこと」から得られるものは?

まだテレビゲームがなかった頃、子どもたちは友達同士であらゆる遊びを編みだしていました。追いかけっこにしてもビー玉にしても、土台となるルールはあっても、遊んでいくうちによりおもしろくなるルールが生み出されて、地域独自のルールに発展していくものでした。ゲーム全盛の時代になり、独自ルールが作れなくなった今、子どもたちが自由に発想することを制限してしまっているのかもいれません。ゲームには明確な攻略法があっても、社会で生きるための攻略法はありません。だからこそ、とんでもない無駄なことから発見できることも多いのです。

無駄だと思えることは、あくまでも私たち個人の考えでしかありません。明確な目標があり、そこにたどり着くまでに無駄だと思うことを排除することは、一見正しいようにも思います。しかし、若い人が自分の頭で描ききれることはそれほど多くありません。自分の想定する以外のことから得られること、失敗から学ぶことも大きいのです。

大切なのは、無駄なことから新たな発見を得る力

大切なのは、無駄かもしれない体験から新たな発見をすることです。一見遠回りないように見えて、長期的には最短ルートだったりすることも少なくありません。たとえ結果がともなわなくても、その経験はあなた自身の成長へとつながります。無駄なことを無駄だと思ってやるのか、なにか意味があるものなのかを考えながらやるのとでは、180度ちがいます。どんなことでも自分の成長のために糧にしていく力こそが、これからの社会を生き抜くために必要な能力なのではないでしょうか。

計画をたてることも大事ですが、それから外れることも必要です。人生は計画通りには行きません。偉人の伝記を読んでみてください。計画通りには行かない、失敗の繰り返した上で成功が得られていることもたくさんあります。ゴッホのように、現世で評価されなくても最後まで絵を描き続けた人もいます。他人からの評価がすべてではありません。自分の信じたことをやり抜いた先に、見えてくるものもあるのだと思います。

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