氣のコラム

その他若いうちから考える、「終活」 について

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「老後資金2000万円」。金融庁が公表した金融審議会の報告書「高齢社会における資産形成・管理」の内容が世間的に大きく取り上げられ、話題になっています。2000万円の蓄えがなかったらどうなるのか。老後までにそれだけの貯蓄を持てるのか、不安は拭えません。

平均寿命は男81.1歳、女87.3歳。長寿国の日本では、「最期の瞬間まで元気なまま死にたい」「寝たきりになってもなかなか死ねないかもしれない」と思っている人も多いようです。

寿命を迎えるまでには先が長い人も多いかもしれませんが、若いうちから「終活」について、ほんの少しでも思いをめぐらせておくのも良いことです。氣の観点を取り入れて、考えてみましょう。

死をポジティブに捉える

自分がどうやって死ぬかを想像することは楽しいことではありませんが、すべての人に必ず死はやってきます。健康でエネルギー量の多い時期に、自分に死が迫ったときのことを前向きに考えておくことが大切です。

たとえば、
・助かる見込みがない状態でどこまで延命するか
・自分が死んだあとのお金や遺品は誰に託すか
・何歳まで働くか
・老後、時間ができたら何をしたいか
・いつ死んでも後悔がないか
・やりたかったことに後悔がないか
など。

年末年始や誕生日など、節目節目でこうした事を考え、紙に書き出してみてはいかがでしょうか?

思いは残るので、後悔のないように

特に、人間関係がこじれたままで後悔が残るようなら、早めに修復しておくことが大切です。思っていた以上に簡単に修復できることもあります。普段はなかなか気持ちを表せない感謝も、普段から言葉にして伝えておくことも必要です。口で言えないことは手紙で伝えるのも良いでしょう。誕生日や母の日などのお祝いの席の節目を利用して感謝の気持ちを伝えておきましょう。

死ぬことを考えることで、生きている意味を実感する

死は、いつ訪れるかわかりません。こうしたことを少しでも考えることで、今日、無事に生きられていることを感謝できたり、強く実感できたりするものです。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズは、毎朝同じ質問を自分に問いかけていたそうです。

「もし今日が人生最後の日だったら、僕は今からすることを“したい”と思うだろうか? その質問に対して、あまりにもノーが毎日続くようなら、それは何かを変えないといけない証拠だろう」

このように、自分の最期をイメージすることで、本当に自分がやりたいことに向き合えるということもあります。ぜひあなたも、自分への問いかけをしてみてください。

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