「もっと周りの人と仲良くなりたい！」「もっと自分の話が相手に伝わってほしい！」そんなことを願う人は少なくないのではないでしょうか。多くの人に好かれ、多くの人に信頼されるような人は、実は「話す力」が優れているのではなく、「聞く力」が優れていたりします。話し上手になるよりも前に、聞く力を磨くほうが、目指す自分になれるかもしれません。

そこで今日は「聞く力」という魔法のスキルを、氣の観点を含めてご紹介していきます。

なぜ「聞く力」が大切なの？

人は誰しも、「理解してもらいたい」「共感してもらいたい」という気持ちを持っています。「聞く力」によって、相手は「自分の話を聞いてもらえている」「自分のことを分かってもらえている」と感じ、安心感や信頼感を抱きます。相手が安心してくれることによって、コミュニケーションがより円滑になり、深い信頼関係を築くことができるのです。

では「聞く力」とはどんなスキルなのでしょうか？　人の話を聞くと言っても、ただ黙って相手の話に耳を傾ければ良いということではありません。相手の言葉だけでなく、声のトーンや表情、仕草などから、「何を言っているのか」「何を考えているのか」「どんな気持ちなのか」を理解しようと努める必要があるのです。

「聞く力」を鍛える方法

それでは聞く力を高める具体的な方法を見ていきましょう。

1. 相手の話を最後まで聞く
話を遮ったり、自分の意見を言ったりせず、最後までしっかりと話を聞きましょう。
2. うなずいたり、アイコンタクトを取ったりする
言葉だけでなく、非言語的なコミュニケーションも大切です。
3. 質問をする
分からないことがあれば、質問をして理解を深めましょう。
4. 共感を示す
「なるほどね」「そうだったのね」など、共感を示す言葉をかけることで、相手は話しやすくなります。
5. 自分の話をしない
相手の話に集中し、自分の話をしようと考えないようにしましょう。

聞く力は一生のスキル

実は、日本人のコミュニケーション能力は世界的に見ても低いと言われています。高齢者になるとさらに低くなり、それが幸福度の低さに繋がっているという調査結果もあります。また、年齢を重ねると頭が固くなり、人の話を聞けなくなるとも言われています。

人の話を聞けなくなれば、コミュニケーション力が低下し、高齢になったときに周りに誰も人がいない、ということにもなりかねません。ですから、若いうちから意識的に聞く力を鍛えることで、幸せな人生につながっていくかもしれません。

人は、人との縁を通じて氣のエネルギーをもらっています。コミュニケーションが円滑になることで、互いにプラスの氣を渡し合うことができるのです。そのためにも、氣のエネルギーが自然と高まり、成長や学びにつながり、さらに良い縁を呼びこむことができるのです。

仕事や友人とのコミュニケーションには意識できても、家族とのコミュニケーションはおろそかになりがちです。夫婦や親子間で、しっかりと相手の話を聞くようにすることも大切です。家族は毎日の積み重ねによって成り立っていますから、しっかりと家族の言葉を聞くように意識しましょう。

聞く力が足りないなと思う人は、ぜひ聞く力のトレーニングをすることを意識してみてください。