アルバイトをした経験を持つ人は少なくないと思います。特に学生時代、アルバイトやパートを通じて初めて働く経験をし、成長につなげているのではないでしょうか。お金を稼ぐだけでなく、自分磨きやスキルアップ、そして新たな人間関係の構築など、アルバイトは私たちに学びの機会を与えてくれます。

一方で「一時的な仕事だから」と、アルバイトを軽視してしまうこともあります。または働くことに苦手意識をおぼえる苦い経験となってしまう人も少なくありません。

過去のアルバイト経験を通して働くことへの苦手意識がでてしまった人、アルバイトをして家計の足しにしている人、または副業としてアルバイトをしている人に向けて、せっかくアルバイトをするのなら成長につながる意識で行うのがよいのか、氣の観点から考えてみたいと思います。

すべてのことに意味がある

アルバイトは、単なる労働ではありません。そこには、必ずあなたにとっての「意味」があります。たとえそれが些細なことだとしても、そこから多くのことを学ぶことができるのです。

同じアルバイトの時間を過ごすのなら、単なる労働としてではなく前向きな気持ちで取り組むことが大切です。アルバイトをするとき、どんなことが得られるでしょうか？　たとえば以下のようなことが考えられます。

・新しいスキルを習得し、自分の可能性を広げる
・責任感や協調性を身につける
・異なる価値観を持つ人たちと出会い、視野を広げる
・社会貢献を実感し、自己肯定感を高める

ただ漫然と働くよりも、豊かな経験となるでしょう。

アルバイトを通して「自分」を知ろう

特に意識してほしいのが、アルバイトの中で自分の得意なこと・好きなことを見つけることです。仕事を通して自分を知る機会にもなり得ます。

たとえば、
・接客の仕事を通して、人と関わることが好きだとわかる
・コンビニの仕事を通して、マルチタスクが向いているとわかる
・家庭教師の仕事を通して、人に教えることが得意だとわかる
というようなことです。

できるだけ興味のあることに近い職種や業種を選ぶことで、モチベーションも高まり、より多くのことを学ぶことができます。

アルバイトを通して「社会」を知ろう

普段は見えないところでの仕事も、社会を支える重要な役割を担っています。日頃の生活を支えてくれる人々の苦労を知ることができ、社会に対する視野を広げることができます。

日々なにげなく利用しているサービスが、どのような仕組みで運用されているのかを知ることも、貴重な経験となるでしょう。たとえば、飲食店でアルバイトをしたことがあれば、飲食店で迷惑なふるまいをしようとは思わないはずです。こうした経験のひとつひとつが、人間性を高めていくことができるのです。

いつでも感謝の気持ちを忘れずに、謙虚な姿勢で仕事に取り組むことで、自分が社会の一員であることを実感できるのです。

また、家事や育児に追われる専業主婦にとっても、パートは自己肯定感を高める貴重な機会となります。自分でお金を稼ぐことで自信につながる人もいます。社会とのつながりを持つことで、家庭内だけではない自分の世界を持つことができることも大きなメリットとなります。

なにごとにも前向きに

アルバイトに限ったことではありませんが、後ろ向きに仕事に取り組むと、マイナスの氣が集まり、成長も妨げられてしまいます。アルバイトに対して後ろ向きになってしまいがちな人は、アルバイトを通してマイナスの氣を蓄積してしまう可能性があり、注意が必要です。

ついつい後ろ向きになってしまう人は、ほんの小さなことでも良いので、ポジティブな要素がないか探してみましょう。アルバイトはマニュアル通りにやるのが通常ですが、自分なりの工夫を取り入れることができると、仕事のおもしろさや、やりがいを知ることができ、プラスの氣の応援が受けられます。最初は嫌だと思っていても、だんだんと楽しめるようになると良いですね。

また、感謝の気持ちを持つことで、プラスの氣を高めることができます。時給などの条件面だけでなく、自分がやりがいや興味を持てそうな仕事を選ぶことが大切です。

アルバイトは、あなたの氣を高め、人生を輝かせる様々な要素が隠されています。前向きな気持ちで、積極的に取り組むことで、成長につながります。