氣のコラム
運気アップ「御朱印あつめ」をするときに気をつけたいこと
パワースポット巡りで神社やお寺を参拝し、「御朱印」を集める人たちが増えているそうです。文房具店や雑貨店にはおしゃれな「御朱印帳」がならび、御朱印集めブームになっているようです。
もともと御朱印は、お寺に写経を納めた証明書がわりにいただくものでした。時代が移るにつれて、お経を納めなくても参拝の証しとしていただけるようになり、お寺だけでなく神社にも広まったそうです。
寺社によって御朱印のデザインが様々なので、そのバラエティの豊富さに、御朱印を集めるのはきっと楽しいと思います。しかしブームとして広がる一方で、御朱印をスタンプラリー感覚で収集したり、希少価値の高い御朱印を集めてオークションで販売するなど、一部マナーの悪さも問題になっています。
御朱印は「参拝の証」であることを忘れずに
若い人たちが神社やお寺に親しむきっかけとなることは良いことです。しかし「御朱印がかわいいから」「流行っているから」「なんとなくご利益がありそうだから」という理由だけで御朱印あつめをするのは良くありません。
御朱印あつめに限ったことではありませが、ブームが広がって実行する人が増えると、本来の意味を忘れてしまう人も増えてきます。御朱印あつめはあくまでも参拝した証明です。神様や仏様に参拝する気持ちをおろそかにしないように注意してください。
また、寺社によっては写経をしなければいただけないなどの、様々な流儀があるそうですので、チェーン店のサービスと同じように捉えることのないよう、きちんとマナーを守ることも大切です。
御朱印あつめを通じて寺社の氣のエネルギーを受け取ろう
御朱印あつめをきっかけにして、清らかな気持ちで参拝すること、寺社の成り立ちや神仏について深く知ること、その場の氣を感じることを意識してみてください。また、自分のご利益を願うだけでなく、神様や仏様に感謝することを忘れないようにしなければいけません。そして、その場の氣のエネルギーを感じ、良いエネルギーを受け取れると良いでしょう。
そして、受け取った氣を日々の生活に活かし、自分自身が良い方に変化していけるように心がけましょう。私たちは誰しも、神様や仏様などの目に見えない大きなものに生かされているのです。その大きな力に感謝し、自分の身に降りかかる良いことも悪いことも受け止め、自分の成長へとつなげていくようにしましょう。
自分の私利私欲のためだけに集まる人が増えると、その寺社の氣も暗く淀んできてしまいます。御朱印集めを通してお寺の御本尊(仏様)や神社の御祭神(神様)とご縁ができたことに感謝し、その場の氣を受け止めましょう。そして、高まったエネルギーを通して成長し、またお礼参りができれば素晴らしいですね。