氣のコラム
運気アップ大谷選手の運気アップ術
投打の「二刀流」で目覚ましい活躍をしたエンゼルスの大谷翔平選手ですが、彼がまだ高校生のときに作成した目標シート(こちらの画像参照)を目にしたことがある方も多いかと思います。
プロ野球のドラフト1位を8球団から指名されるという目標を定め、それを達成するために改善するべきことを8つ。その8つを達成するために必要なことを8つと、細分化して書き出したものです。明確な目標を書き、それを達成するためにするべきことを明確にする。そうすることで、ただ漫然と努力するのではなく、日々のやるべきことや習慣に落とし込むことができるのです。
ハイレベルなメジャーリーグで本場アメリカの人たちをもうならせた偉業を達成した大他人選手。マインドマップを利用しながら、正しい努力をしてこられたこその結果なのかもしれません。
今回は、完成された目標シートの中でも気になった「運」という項目について、氣の観点から考えてみたいと思います。
達成すべきことの中に「運」をあげた理由
大谷選手は、「8球団からドラフト指名を受ける」という目標のために、8つの項目を書き出しました。「体づくり」「コントロール」「キレ」「スピード」「変化球」「メンタル」「人間性」「運」と書きました。
他の7つの項目に比べて、「運」はなかなか自分でコントロールができないもののようにも思えます。しかし大谷選手は、あえて運を自分に向けるために、8つの項目を考えたようです。
・ゴミ拾い
・部屋そうじ
・道具を大切にする
・あいさつ
・審判さんへの態度
・本を読む
・プラス思考
・応援される人間になる
この8つの項目は、氣の観点から見ても素晴らしいものだと思います。
「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切にする」
試合中に時折見せる大谷選手の「ゴミ拾い」はアメリカでも話題になりました。試合中にベンチやグラウンドに落ちたゴミを拾って捨てる。こうした行動が多くのリスペクトを集めました。しかしポイントはゴミを拾う行為ではなく、小さなゴミに気がつくこと。人は興味があるものや見たいものしか目に入りません。多くの人は、ゴミが落ちていることさえ気づくことができないのではないでしょうか。普段から部屋をきれいに掃除して身の回りを整えているからこそ、小さなゴミが目に入るのです。
氣の観点から言えば、自分の部屋にも球場という場にも道具にも、氣は宿っています。その氣の中には、自分を応援してくれる「プラスの氣」も、足をひっぱろうとする「マイナスの氣」もあります。自分の運気をアップをしたいと思うのであれば、自分が住む場所、試合をする場所、使う道具、すべてを整えてきれいにすることで、そこに宿った氣にプラスの方向に動かすことができるのです。
特にグラブやバットと言った、仕事に使う道具についてはその傾向が強くなります。ピンチになったとき、ここ一番というときに、道具に宿った氣のエネルギーが力を貸してくれるかもしれません。
「あいさつ」「審判さんへの態度」「応援される人間になる」
ネルギーを分けてもらうことです。そのために、周りの人に自分から声をかけて挨拶をつこと、審判に不遜な態度をとらないこと、そうした積み重ねによって、自分にもプラスの氣のエネルギーが蓄積されていくのです。
こうしたことも、日々の行動の積み重ねによって培われていくことで、一朝一夕でにできることではありません。大谷選手の決断力と意思の強さを感じます。
「プラス思考」「本を読む」
一流の環境で野球をやっていれば、結果が出せないこと、試合に負けること、ミスをすることもあるでしょう。また、怪我による長期離脱など、避けがたい困難に直面することもあります。そうしたとき、誰しもネガティブになってしまうこともあると思います。しかしできるだけプラス思考でいることで、マイナスの氣の影響を受けにくくなり、プラスの氣を引き寄せてくれます。
と、言うのは簡単ですが、プラス思考でいることはそう簡単にできることではありません。あらゆる困難に打ち勝つために、知性や感性を身につける必要があるのです。本を読むことは、自分の考えだけでなく、他の人の知識や情報を得ることができます。直面した問題に対し、より良い方法を見つけられ。他の人の考えを受け入れる柔軟さも養うことができます。そういった意味で、プラス思考を保つためにも、読書は大いに役立ったのではないかと想像できます。