あなたに合ったスポットかどうかが重要

数年前から、「パワースポット」という言葉が流行しはじめました。神社仏閣などの文化的なスポット、森や海などの自然のスポットなど、雑誌やガイドブックなどでも多く紹介されています。

確かに土地や建物は、目に見えないエネルギーを持っています。そのエネルギーがプラスのものであれば、その場所にいる人に良い影響を与え、プラスの氣が自然に増え、どこか力が湧いてくるということもあるかと思います。

ただひとつ気をつけたいのは、そのエネルギーはあなたに合っているかどうかということ。極端に言えば、お友達同士で話題のスポットに出かけたとして、そのスポットがお友達に対してはプラスの影響を与えても、あなたに対しはマイナスの影響を与えてしまうこともありえるのです。

雑誌やガイドブックにのっている話題のスポットは、比較的多くの人にとって良い影響を与える場所だとも言えますが、それを鵜呑みにするのではなく、あなた自身の感性であなたのパワースポットを見極めることが大切なのです。

パワースポットを見つけるコツ

パワースポットを見つけるコツと言ってもすべてはあなたの感覚次第ですから、まずはあなたがその場所を好きか、そうでないかを意識的に見極めることです。

たとえば、レジャースポットの好みを「山派」「海派」などと表現することがありますね。でも実はこの好み、単純な場所に対する好みというよりも、楽しかった過去のレジャー経験に影響されていることがあります。

「かわいい水着を着て海で泳いだのが楽しかった」とか、「登山の帰りに行った温泉が気持ちよかった」などが過去の体験です。思い出は大切ですが、パワースポットを選ぶ場合には、過去の思い出ではなく、場所に対する単純な好き嫌いを感じることが大切なのです。

これらのことを踏まえて、次のポイントをチェックしてみてください。

パワースポットを見極めるためのチェックポイント

•その場所が（その日の天候に関係なく）明るく感じる
•その場所のにおいが好きだ
•その場所をすがすがしく感じる
•その場所にいると、心が落ち着く
•その場所にいると、身体が「軽い」と感じる
•その場所に長時間いても飽きない、疲れない

チェックしたいのは、その場所とあなたとの関係性。場所とあなたの関係が良いか悪いか、その答えはあなた自身の中にあります。あなたの心に問いかけてみてください。

パワースポットは特別な場所ではない

パワースポットというと、宗教施設や大自然、観光地などの特別な場所というイメージがあるかもしれません。しかし、チェックポイントにあてはまる場所なら、どんな場所でも良いのです。むしろ、パワースポットはできるだけ身近な場所に見つけておくことをおすすめします。また自分の成長とともに、パワースポットが変わって行くこともあります。心をリラックスさせたいとき、集中して考えごとをしたいとき、アイデアを練りたいとき、気楽に足を向けることのできる「あなたにとってのパワースポット」を、複数用意しておけると良いですね。