心をポジティブにしておけば「プラスの氣」が集まってきてあなたを応援してくれる

イメージしてみてください。
あなたは今、のどが渇いていて、水を欲しています。
目の前には、半分ほどの水が入ったコップがあります。

コップに半分の水をみて、
「もうこれしか入ってない」と捉えるか、「まだこんなに入っている」と捉えるか。どちらの捉え方をするのかによって、あなたの心には大きな変化が生じます。

氣には「プラスの氣」「マイナスの氣」があります。人は心の持ち方次第で、「プラスの氣」か「マイナスの氣」かのエネルギーを発します。

小さな出来事をきっかけに、心の中にどんどん心配事が増えて、眠れなくなってしまった経験がありませんか？　これは、些細なことからネガティブな感情がうまれて、同調して集まって来たマイナスの氣に、自分自身がとりこまれてしまっている状態なのです。

できるだけ自分の心をポジティブな状態にしておくことで、プラスの氣が集まってきて、どんどんあなたを応援してくれるようになります。

ポジティブな気持ちってどうやって作ればいい？

心をポジティブにしておくことは、簡単なことではありません。満員電車の乗っているとき、上司にちくりと嫌味を言われたとき、彼氏がデートに遅刻してきたとき。ついついイライラが現れて、あなたの心を支配してしまいます。

そこで、ご提案するのが、「いいとこ探し」の習慣です。最初はなかなかうまくいかなくても、いつでも積極的に「いいとこ」を探すように努力し続けることで、コツがつかめるようになり、いつかあなたの習慣となって、無意識に「いいとこ探し」ができるようになるのです。

【ステップ１】まずは今日のあなたの「いいとこ」を探してみよう

まずは今日のあなたの良いところを見つけてみましょう。１つでも好きなこと、楽しみなこと、気持ちが良いと感じたこと、よくやったと思えることはありませんか？

・今日のコーディネートはすごくかわいくできた
・今日の電車は乗り換えがスムーズだった
・ランチの美味しいお店を新しく発見した

どんなに些細なことでも構いません。あなたの心がネガティブな気持ちで満たされる前に、良かったことを見つけて、ポジティブな心のスペースを確保するように心がけましょう。

【ステップ2】周りの人の「いいとこ」を探してみよう

あなた自身の「いいとこ探し」ができるようになったら、今度は周りの人に起こった良いことを探してみましょう。その人自身が良いと思わなくても、あなたが良いと思えればOKというのがポイントです。

たとえば、
・今日のAさん、スーツがかっこ良くきまっているな
・Bさんは来週から海外旅行だから楽しみだろうな
・Cさんは契約が決まって上機嫌だな
といった感じです。

自分自身だけでなく、周りの人のいいとこ探しをすることで、周りの人にもポジティブな氣を向けることができます。

【ステップ3】ネガティブなできごとからも「いいとこ」を探そう

究極のいいとこ探しは、一見ネガティブに思えることからも、「いいとこ」を探せるようになることです。

例）不摂生をしたわけでもないのに病気になってしまった
なぜ病気になってしまったのかをしっかり考える機会です。知らず知らずのうちにストレスを感じていなかったか。やりたくないことばかりやっていなかったか。言いたいことが言えないまま日々を過ごしていなかったか。病気になったことにはどんな意味があるのか。普段はないがしろにしている周りの人の存在に感謝し、自分の心を鍛えるチャンスです。

腹が立ったり、落ち込んだりするできことがあっても、上手に受け止め、ポジティブな力にしていくことができるようになれば、プラスの氣が集まり、あなたの次の行動を応援してくれるのです。

あなたの身に降りかかることは、すべてに意味があります。どんな困難でも、ただクヨクヨと落ち込むのではなく、「これにはどんな意味があるのか」と考えることで、解決へと歩んでいくことができます。

誰もが最初から簡単にできることではありませんが、少しずつ習慣化していく努力をしてみてくださいね。