働いていれば、誰しも「会社を辞めたい」と思うことはありますよね。

給与が物足りない。評価されていない。
やりがいがない。向いていない。
人間関係がうまくいかない。
将来的な展望がない。スキルアップしたい。

そういった不満が積み重なってくると、日々のモチベーションも下がって、ネガティブな気持ちが大きくなっていきます。

一方で、
より良い転職先が見つかるかわからない。
辞めると言ったら今の職場に迷惑がかかる。
転職活動が億劫。
などの理由で、転職に踏み切れないまま何年も悶々としている人も少なくありません。

そこで今回は、「転職するか今の会社でがんばるか」の判断の参考になる考え方をご紹介します。

【転職理由１】賃金が安い

まず、転職の大きな理由となる賃金についてですが、生活が立ち行かないような、極端に安い給与しかもらえず、今後も改善されそうもないのであれば、職場の雰囲気や人間関係が良くても、良い仕事とは言えないでしょう。

働くからには、それに見合った賃金をもらって生活を成り立たせなければいけません。あなたが一人暮らしや世帯主の立場であればなおのこと、生活に困らない給与を得ることは最重要です。ただし、自分自身の努力で給与アップができる仕事であれば、給与を上げることを目標として仕事への取り組み方を見直すという方法もあります。どのような仕事をすればどの程度の給与をもらえるのかを、今の職場に確認してみるのも良いでしょう。自分の能力が足りないのであれば、能力が上がる努力をするべきです。

自分のことを客観的に正しく評価できる人はそれほど多くありません。自信をもつことは良いことですが、自己評価が必要以上に過大評価してしまうと、せっかく転職しても給料アップが望めないということもあります。ハローワークや転職エージェントなどで相談してみることをおすすめします。

【転職理由２】体力的にきつい・体調を崩した

「ハードワークすぎて疲れがとれない」「体調を崩してしまった」……。そんな悩みも転職を考える理由としてよく耳にします。徹夜や休日出勤が続いて、あきらかにオーバーワークになっているのになんの対処もしない職場であれば論外ですが、体力的な限界というは人それぞれ。他の人が軽々こなしていることでも、自分にとっては重労働ということもあります。体の疲れがとれないまま蓄積すると、徐々にマイナスの氣が増えてしまい、病気になったり精神面に影響がでたりすることも。

いくら好きな仕事でも、体調を崩してしまっては本末転倒です。会社に状況を訴えて、改善しないようなら転職を検討するのも良いでしょう。ただし、転職してもすぐにまた不調になったり、休職中は元気なのに復職するとまた不調になるなど、何度も同じことを繰り返している場合は、職場の問題ではなく、その人自身の氣がマイナスの状態になっている可能性が高いため、氣のエネルギーの補給が必要かもしれません。

【転職理由３】仕事内容が合っていない気がする・やりがいを感じない

現在の仕事に向いてない、やりがいがない、もっとスキルアップしたい、違う職種の仕事をしてみたい。など、仕事内容が自分の希望と合わないというケースです。人はお金のためにだけ仕事をしているわけではありません。好きなことであればいくらでも努力できても、興味がなければ努力するにも大きなパワーが必要になります。どうしても好きになれない、興味が持てないということを無理矢理に続けるのは苦しいことですし、氣の観点から言ってもマイナスの氣が増えてしまい、良いことはありません。

ただし注意したいのは、そう思って転職して好きな仕事に就いたのに、やってみたら「やっぱり向いてない」と思ってしまうことです。そういう人は、いつまで経っても理想の仕事は見つかりません。いつでも「ここではないどこかに、理想の場所がある」と探し続けるのは自分の首を締めるだけですし、キャリアを積み上げていくのも難しくなるでしょう。

そういう傾向のある方は、転職前に、今の職場で本当に自分のやりたいことができないのかを、よくよく考える必要があります。例えば、「プログラマーの仕事は向いてないけれど、思ってもいなかった営業職にやりがいを見出だせた」というケースも少なくありません。「私は人見知りだから営業は無理」と決めつけているだけで、いざやってみたら、パソコンに向かうよりも人とコミュニケーションをとるほうがやりがいを感じられる場合もあります。幅広い考えをもち、今の職場でできることは何でもチャレンジしてみることで、転職するにしても自分のやりたいことを絞り込める可能性があります。

【転職理由４】人間関係がうまくいかない

職場の人間関係が悪いと、どうしてもモチベーションが下がり、ストレスがたまります。毎日顔をあわせる人ですから、ただ我慢しているだけでは精神衛生上よくないことは明らかです。

しかし「人間関係」というのは、相手だけで成り立っているわけではありません。「あなたと相手の人」で成立しているものです。転職するにしても、あなた次第でどれだけ人間関係を変えることができるかを実験してみるのも悪くないでしょう。

たとえば、いつも怒っている人に対しては、怒っている理由を理解して対応する。ピリピリしている人にはこちらから気遣う言葉をかけてみる。どこに行っても人間関係は存在し、いつも周りが良い人ばかりとは限りません。いま少しでも変えられたら、将来に向け、あなたは大きな収穫を得られたことになるでしょう。

まとめ

人間関係、給与、やりがいなど、すべてに満足できる仕事に就いている人はひと握り。誰もがどこかに不満を抱えています。小さな不満やストレスが解消されないまま積もり積もっていけば、物足りないところにばかりに目が行き、「もっと自分に合った良い会社があるのではないか？」と考え始めます。

今のままでは心身の病気になってしまうような場合は、思い切って環境を変えるのも良いでしょう。ただ、「今の職場でできることをやりきったかどうか」という観点を持っておくと、転職活動をするにしても幅広い考えで取り組めるようになります。自分にとって正しい判断をするためにも、自分がプラスの氣の状態である必要があります。どうしても気持ちが定まらない方は、氣の体験会にてご相談を承ります。