氣のコラム
メンタル目標を失ってしまった人の心のやり場について
新型コロナウィルスの影響で、開催予定だったら様々なイベント・競技会などが中止に追い込まれています。東京オリンピックは1年の延期が決定し、2021年に開催できるかどうかも危ぶまれています。高校総体も中止されました。甲子園の中止は、より象徴的に報道されています。その他にも、さまざまな場所でさまざまな人が、目指していた目標自体がなくなり、これまでの努力や情熱が無駄になってしまったような、やり場のない焦燥感にかられているのではないでしょうか。
そんな時どうしたら良いのか、その対処方法を氣の観点から考えてみましょう。
ネガティブな気持ちが続くと状況が悪化することも
目指していた目標がそれ自体なくなってしまった時、すぐさま前向きになれる人は多くないでしょう。誰もが失意に暮れ、これまで目標達成のためにかけててきた情熱や時間はなんだったのかと自問し、そのために犠牲にしてきたことを後悔したりするかもしれません。
いったん落ち込み、その時期を経て心を落ち着かせて傷を癒やしていくのは必要な期間でもありますが、いつまで経ってもその喪失感から抜けられない、気持ちが落ち込んでしまうという場合は問題かもしれません。
ネガティブな気持ちが長く続くと、そこからマイナスの氣が増幅して、よりダメージを受け、立ち直りたくても立ち直れない、悪循環に陥ってしまうことがあります。そのため、現実を受け止めて落ち着くまでの期間を経て、できるだけはやく前向きになる必要があります。
自分に与えられた試練だと考える
人生には、計画通りにいかないこと、思いも寄らない想定外のことが起こるものです。事前の予測がむずかしいこと、たとえば災害や事故、勤めていた会社の倒産などが起こり、それによって歩む道が変わってしまうようなことがあるものです。
こうした予測外の出来事には、良い意味での「あきらめ」も必要です。そして、その出来事が「自分の成長のために必要だったのだ」と考えられると良いでしょう。そうした試練も、なにか見えない力から与えられているものだという発想です。こうした考え方を切り替えができると、心が軽くなり、すべてのことを前向きにとらえることができるようなります。
次なる目標を探す
心が前向きになってきたら次の目標をどう設定するか、考えみましょう。もちろん、これまで努力してきた分野をさらに突き詰め、次の目標を設定しても良いですが、別の分野で追いかけられる夢を探すのも良いでしょう。いずれにしても、目標を失ってしまった時というのは、なにかしらの「区切り」なのですから、自分の心と向き合い、進むべき方向を改めて考える機会です。この機会を逃せば、目標を失ったまま漫然とした人生を送ることになりかねません。
原点にもどる気持ちで自分のやりたいことを考えるのですが、そうは言っても、これまで目標に向かって努力してきたという経験は、ゼロにはなりません。やることが変わったとしても、目標に向かって努力できる、「一生懸命になるコツ」を知っているのだと自信を持ち、評価することが大切です。その自信があれば、まったく新しい分野にチャレンジすることもできるはずです。
この機会をより成長チャンスと捉えて、前向きに考えていけると良いですね。どうしても前向きに考えられない場合は、最寄りのセンターまでお問い合わせください。オンライン無料体験も実施中です。