氣のコラム
メンタルかげ口・悪口はなぜ楽しいの?
友人や職場でかげ口を言われてショックを受けた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。一方で、人のかげ口で盛り上がったり、スッキリした経験もありますよね。かげ口や悪口を言うことは、決してほめられることではありませんが、人の悪口を言ってストレス解消になったり、人間関係における潤滑油的な役割を果たしている側面があることも否定できません。
今回は、「かげ口・悪口を言う」という行為について、氣の観点から考えてみたいと思います。
人のかげ口・悪口を言うとスッキリするのはなぜ?
人のかげ口を言うと、なぜか心がスッキリしてストレスが軽減したような気がする。そんな経験は誰しもあると思います。それはごく当然のことです。例えば職場の上司からひどく叱責されて落ち込んだとき、仲の良い同期に気持ちを伝えると、なんだか心が軽くなって明日もがんばろうと思えた。人は、悲しいことやつらいことを他の誰かに共有し、共感してもらえることで喜びを感じ、それがプラスの氣となって氣のエネルギーを高めることにつながるのです。つらい出来事を他の誰かと共有・共感することは、氣の観点から見てもとても良いことなのです。
私たちはそのことを無意識に知っているので、共感することでグループの一体感を高めたり、自分のストレスを解消したりするようになります。人のかげ口を言うことは、人と簡単に共感ができるきっかけなのです。「あの人からこんなひどいことをされた」「あの人は裏でこんなひどいことをしている」などと、誰かの欠点を共感することで、かげ口を言う人同士で共感し、一体感を高めようとしているのです。
かげ口・悪口は麻薬のようなもの
悪口の相手とは関係のないストレスを解消するためや、希薄な人間関係をつなぎ止めるために人のかげ口を言うようになると、共感で得られていたはずのプラスの氣のエネルギーは、どんよりとしたマイナスの氣へと変わっていきます。
不必要な共感を繰り返していると、だんだん人の悪口を言うことに慣れ、麻痺してきます。ひどい場合には、少しのミスなのに尾ひれをつけて話したり、ありもしない噂を流したりと、いじめにエスカレートしていきます。ここまでくると、マイナスの氣がどんどん集まり、悪口を言う人たちにマイナスの氣の良くない影響が出てきます。
相談と悪口の線引きが必要
つらいことを乗り越えるために、抱え込むのではなく誰かに相談することは必要なことです。しかしその目的は、あくまでもつらいことを乗り越えるための手段であって、誰かを蔑んだり攻撃するためのものではありません。解決の手段もなくただ悪口を言って心地よさを得ても、それはマイナスの氣を集める行為であって長期的にみれば氣のエネルギーを低下させることになりかねません。
仕事の現場でも、課題や問題を解決しようと話し合うはずの会議で、誰が悪かったという犯人探しに終始してしまうことがあります。問題の原因を確認することは大切ですが、ただの悪口になってしまうと良い解決策はみつかりません。エネルギーを高め、私たちを応援してくれるプラスの氣の力も借りることはできないでしょう。
日常的にかげ口を言う人は
かげ口を言うことに慣れてしまって、いつでも悪口ばかりを言ってる人もいます。繰り返しになりますが、かげ口を言うことは、言った本人にマイナスの氣が集まり、悪影響を及ぼします。氣のエネルギーが低下し、何かしらの良くないことが起こることも考えられます。ですから、解決に向かうことのないかげ口・悪口は今すぐにやめましょう。
どうしてもかげ口がやめられない人は、その人自身が氣の影響により、かげ口を言わされているというケースもあり得ます。そうした場合は、最寄りのセンターまでご相談いただくか、無料体験会にて真氣光の氣を受けてみることをおすすめします。