氣のコラム

メンタルなぜ人は新しいことや変化を嫌うの?

一般的に、年をとると変化を嫌い、今までのやり方を変えることに抵抗を示しやすくなると言います。頑固になって、新しいやり方を頭ごなしに否定してかかるということもよくあることです。人は年をとるほどに経験を積み重ねていくので、自分よりも年齢が若く経験の少ない人よりも自分の方が正しいと思い込んでしまう傾向にあるようです。そのため、若い人の考え方やトレンドを見下してしまうところがあるのです。誰しも年をとれば、そんな経験があるのではないでしょうか。

しかし、世の中が大きく変化しようとしている今の時代で、そうした考え方が足かせになってしまい、生きづらさを感じるている人も少なくありません。今回は、多くの人が経験する、年とともに変化できなくなることについて、氣の観点から考えてみたいと思います。


同じことを繰り返すことが楽に感じる

年を重ねると、脳の衰えからやったことのないことや新しいことをするのが億劫になる傾向があります。やったことのあることを繰り返す方が失敗も少なく、深く考えずに進められるため、ストレスがありません。

同じことを繰り返すという行動は、未経験のことをする不安感から開放され、精神的に安定するというメリットもあります。たとえばスポーツ選手が試合前に必ず決まった行動をとる「ルーティーン」という手法は、緊張感や不安感などの余計なエネルギーの消耗を防ぎ、落ち着いて試合に集中できるというメリットがあるため、世界中のスポーツ選手に活用されています。

慣れ親しんだやり方や習慣を繰り返すことは、氣のエネルギーの消耗が少ないため、スポーツ選手のように試合で大きなエネルギーを必要とするような人にとっては有効ですが、日常生活や仕事など、すべてを同じことの繰り返しのみで過ごしてしまうのは問題かもしれません。

氣のエネルギーは筋力と同じで、使わなければ衰えていきます。新しいことを頭から否定して取り組もうとしない態度は、最小のエネルギーで楽に過ごそうとすることと同じです。たとえば健康な人でも、1日中ゴロゴロしているような生活を長く続ければ、体力が衰えていつかは体調に異変があるでしょう。

新しいことを始めることは成長のために必要なこと

新しいことをするためには、やり方を覚えたり、不安になったり、緊張したり、試行錯誤したりと、大変なこともたくさんあります。しかしそれだけ氣のエネルギーが増える行動でもあります。マイナスの氣のエネルギーの影響を多く受けている人ほど、それをやりづらい傾向がありますが、新しいことをすることでマイナスの氣をプラスの氣へと変えていくことができます。

新しいことにチャレンジしたがらない人は、気が付かないうちに行動範囲や自分自身の可能性を狭めてしまい、どんどん氣のエネルギーが低下していきます。イヤイヤやるのではなく、興味をもって楽しんで取り組めたら良いですね。

気軽にできる新しいことへの意識の向け方としては、下記のようなアイデアがあります。

・月に1曲は新しい曲を聞いてみる
・今までに着たことのない色の服を買ってみる
・行ったことのない国の料理を作ってみる
・行ったことのない街に行ってみる
・興味をもてそうな習い事を始めてみる

楽しんで取り組めそうなことから、始めてみましょう。

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