氣のコラム
メンタル遺族をケアする「グリーフケア」とは?
深い悲しみ、悲嘆、苦悩を示す「グリーフ」。自分にとってかけがえのない存在を、悲劇的な事件・災害・事故、あるいは自死により突然失った時、誰しもが喪失感を覚えることと思います。このような深い悲しみ、及び損失によって損なわれた心理的・身体的・社会的・スピリチュアル的な4つの要素の健康を維持(ケア)することをグリーフケアといいます。
そこで今回は、グリーフケアについて紹介するとともに重要性を氣の観点を交えて考えます。
グリーフケアの必要性
2003年の福知山線脱線事故で、大切な人を突然亡くした遺族のために、2009年に研究所が設立され、日本でグリーフケアは浸透しました。その後、グリーフケアの研究は進み、自死や事故、自然災害などといった様々な喪失経験者に対し、グリーフケアは深い悲しみに寄り添うケアとして注目されています。グリーフケアの資格は仕事の幅を広げる意味でも、看護師などを中心に現在注目されています。
グリーフケアが必要とされる具体的な症状について「身体的・精神的・言動」の3つの要素から消化します。
①精神的・・・無気力、強い恐怖や不安、罪悪感、怒り、孤独 など
②身体的・・・眠れない、食欲の低下、激しい体重の増減、アルコール・薬物依存 など
③言動 ・・・突然号泣する、落ち着きがなくなる、ぼんやりしている、注意・集中力の低下 など
どれも一見誰にでもみられるのでは?と感じる人もいるかもしれません。しかし、これらの症状の改善が一向に見られない場合、”健康”とは言えないのです。悲しみや喪失の症状は多岐に渡るので、グリーフケアでは、患者一人ひとりの症状や喪失体験に向き合う必要があります。
悲しみを癒すために
グリーフケアには4つの段階があります。まずは回復するまでの過程を理解する必要があります。グリーフケアの資格を持っていなくても、知識を持っておく事で知人や家族、周囲でグリーフケアを受けている人に対する理解につながります。
第1段階:ショック期
死へのショックが大きく現実を受け入れることができずにいます。様々な感覚がマヒしている状態で、正常な判断ができず、パニックに陥ることがあります。
第2段階:喪失期
少しずつ喪失体験を受け止めようとしていきます。一方で、心に穴があいたような感覚、怒りや後悔や自責、号泣するなどといった感情が強く出てきます。
第3段階:閉じこもり期
喪失体験を受け止められたからこそ、今まで当たり前だった生活や行動の意味を失い、自分の殻に閉じこもってしまいます。「なぜ生きているのだろう」「なんで頑張っていたんだろう」などと感情を行き来するのも特徴です。
第4段階:回復期
徐々に強い感情が減少し、喪失体験を乗り越えて生活への希望や生きがいを再発見して行く時期です。悲しみは消えることはありませんが、グリーフケアの最終段階になります。
助けを借りる・手を差し伸べる事で心の整理をしていく
グリーフケアを必要とする患者の多くは、心を整理していくために、感情を吐き出したり、時には葬式への出席や遺品の整理など勇気の必要な場面に同行しサポートしてくれる人の存在が重要です。悲しみや苦しみを受け止めてくれる、信頼できる場所で心の解放を行い、癒しの機会を創出、システマティックな心の整理を行うことで、グリーフを軽減させることができます。
現在グリーフケアを必要としている人は、まずは周囲の助けや力を借りていくことが大切です。恥ずかしい事ではないので、回復し乗り越えることができた先で、同じように助けを必要としている人がいた時に、手を差し伸べてあげるなどお返しの方法は人それぞれです。まずは、自分の心とじっくり向き合い、新しい生活を受け入れ、楽しみを見つけられるといいですね!
グリーフケアにも有効な真氣光
亡くなった人が忘れられない、喪失体験から立ち直れないと、苦しんでいる場合、亡くなった人の氣の魂に光が当たりません。悲しみのどん底にいるときには、マイナスの氣が溜まりがちですが、氣を受けてプラスの氣の充電期間に宛てることも効果的です。
また、グリーフケアに携わる場合には、患者の喪失体験に向き合う過程で、自分自身も辛くなってしまう場合もあります。このような場合には、自らが定期的に氣を受けておくことでプラスの氣を絶やさない手段の一つになります。
氣のリラクゼーションルームはどなたでも利用が可能です。現在グリーフを抱える人も、グリーフケアに携わる人、また何もない人にとっても氣を受ける事で、今よりも少し良い方向へと改善してくれるきっかけになります。グリーフケアをしたいと思った時に自分の氣のエネルギーが高い方が、プラスの氣が伝わり、相手に良い影響を与えることができます。氣を送って誰かを助けたいと思う人は、研修講座を受けることで氣を送ることができるようになります。無料体験などもありますので、お気軽に参加してみてください。