氣のコラム

メンタルHSPって? 繊細で生きづらいと悩む人へ

ちょっとしたことで傷ついてしまう。敏感すぎて人付き合いがつらい。そんな思いにかられて自分自身が嫌いになってしまったという声もよく耳にします。「自分は人とはちがうのではないか……」。そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか? HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)を知っていますか? 「感受性が極めて強く、敏感な気質を持った人」のことで、日本人では5人に1人もの人が当てはまると言われています。

HSPは、米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。生まれつきの性質であり、性格の問題ではありません。

HSPの人は、HSPではない人と比べて刺激に強く反応し、不安や恐怖を感じやすいことが分かっています。相手の気持ちを察知する力が強かったり、物事を深く探究できるという良い面がある一方、些細なことで動揺したり、傷ついてしまうため、「生きづらさ」を強く感じる人が多いのが特徴です。

「生きづらさ」を感じやすいHSPの人は、自分のつらさを隠して耐えながら社会生活を送っている人がほとんどだと言われています。しかし耐えるだけではなく、本人や周囲の人がHSPに関する知識を得て対処方法をみつけ、苦痛をやわらげることも必要です。

今回はHSP基礎知識を紹介するとともに、氣の観点からも、対処方法をお伝えできればと思います。

まずはHSPについて知ること

まず大切なのは、本人や周囲の人が、HSPについての知識を得ることです。HSPの特徴としては、以下の4つの性質が挙げられます。

■ Depth of Processing/深く処理をする
  簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる
■ Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい
  刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
■ Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
  他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい
■ Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する
  他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく

「自分が当てはまる」または「周囲の人がHSPではないか」と思う場合は、対処方法も多くの文献で語られていますので、調べてみてください。インターネットにもたくさんの対処方法がありますが、あまりにも多くの情報が溢れているため、逆に混乱してしまう人もいるようです。無作為に情報を取り入れるのではなく、専門家による書籍やカウンセリングなどを活用することをおすすめします。

氣を活用できる?

HSPは決して病気ではなく、生まれ持った個性のひとつです。ですから、「氣でHSPが治る」ということはありません。ただ、「生きづらい」「苦しい」「疲れた」などのマイナスの感情がたくさん蓄積することで、氣のエネルギーが低下してしまい、様々な悪影響を及ぼすことがあります。

HSPの人には良い面もたくさんあり、HSPの人だからこそ適した職業もあります。まずは自分の生まれ持った性質をポジティブに捉えられるようになること。人と違うことで短所だと思いこんでいることも、実は長所だったりすることも少なくないのです。

例えば
・共感性の高さは、相手の立場に立って物事を考えられる
・感受性が強く、クリエイティビティが高い
・慎重でミスが少ない
などは、HSPの人の性質としてよく挙げられる長所です。

毎日、どんな小さなことでも良いので、自分の良いところを探して、「いいとこ探し」を習慣化してみましょう。そうすることで氣のエネルギーが高まり、「自分を理解してくれる友人と出会う」「自分の性質を最大限に活かせる職業を見つけられる」など、自然に良い方向に導かれるということがあります。人には誰しも得意・不得意があります。自分の生まれ持った性質を大切にして、前向きに生きていけると良いですね。

突然パニックになって感情のコントロールができないとか、どうしてもポジティブになれずつらいなどと悩む人は、マイナスの氣の影響を受けてつらさが増幅してしまっているということもあります。そんな方は、氣の体験会への参加をおすすめします。実際に氣を受けて、氣を体感することができます。氣を受けることでリラックスできたり、心が落ち着いたして、つさらが緩和されたりパニックになる頻度が減ることもあります。HSPとうまく付き合う糸口がみつかるかもしれません。

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