氣のコラム
旬の話題初詣も自粛? コロナ禍での年末年始の過ごし方
新型コロナウィルスの感染者数が再増加しています。今年の年末年始は帰省や旅行はもちろん、密になりやすい初詣も控えて、お家で過ごそうと計画をたてている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、例年とは違う、コロナ禍での年末年始の過ごし方のコツを、氣の観点から考えてみたいと思います。
守ってくれているのは神様だけではない
例年であれば7割弱もの人が行くという初詣ですが、神社の混雑を考えると、今年は参拝を控えたり、3が日以外の日を選んで人混みを避けようと考えている人も多いようです。しかし、こうした先行きの見えない不安定な状況だからこそ、神様にお参りして疫病退散や心身の安全、経済の回復をお祈りしたいという声も聞こえてきます。
氣の観点からすると、初詣は新年にお願い事をするためのものではなく、新しい年を迎えられたことを感謝する場です。また、神社の神様の他にも、どんな人にでも「守ってくれる」「支えてくれる」存在があるはずです。それは目には見えない、大きな存在です。今年1年、自分を守り支えてくれたこと、新年を迎えられることを心の中で感謝しさえすれば、必ずしも神社にお参りしなければ悪いことが起こるということではありません。神様とはいえ、多くの参拝者が欲張ったお願い事ばかりをしていてはご利益が少なくなってしまいます。
どんな状況でも感謝する気持ちを持つこと
私たちを守り支えてくれる存在を、真氣光では「プラスの氣」と呼んでいます。「プラスの氣」は、私たちの心の持ちようや、振る舞い次第で、その力を増幅したり減少したりします。プラスの氣のエネルギーが大きければ大きいほど、つらくてもがんばれたり、良いアイデアが浮かんできたりと、私たちの成長がしやすいよう力を与えてくれます。
先行きが見えずに不安にさいなまれていたり、どうせ良いことなんてないといじけているばかりでは、プラスの氣はどんどん減少してしまいます。ですから、初詣にいけなくても、帰省ができなくても、遊びにいけなくても、自分の氣のエネルギーをしっかりと増幅させるような休暇の過ごし方をすることが大切です。新年を迎えられたことを感謝するということは、その基本となる考え方です。
どんな人生でも、すべて思い通りにはいきません。うまく行かないとき、不運だと思う時こそ、ご両親や家族、恋人、親友、同僚などに感謝を伝えましょう。コロナで会えない人は、この機会に手紙を送るのも良いでしょう。家族一緒に家で過ごすという人は、いつも以上に2020年を振り返る機会にして、よく話しあってみてください。
また、例年よりも念入りに大掃除をするのも良いでしょう。普段は目がいかない家の隅々にまで意識を巡らせ、きれいに掃除することで、プラスの氣のエネルギーを高めることができます。
「今年はコロナのせいで良いことがなかった」「悪いことばかり続いた」「思い通りにいかなかった」。そういう人でも、ただ悪いこととして捉えるのではなく、うまくいかなかったからこそ新しい発見をし、あなた自身が大きく成長できるチャンスだと考えます。今年の年末年始は、改めて自分自身を見つめ直す良い機会となると良いですよね。