氣のコラム

旬の話題価値観のアップデート

今、世界中で急速な価値観の変化が起こっています。「ジェンダー平等」「パワハラ・モラハラ・セクハラの基準」「働くことへの意識」など、欧米を中心にさまざまな「当たり前」が変化しています。日本でもその流れに追従するような考え方の変化が求められています。

しかし人生の経験のなかで築いてきた価値観は、そう簡単に変化できるものではありません。中には、社会と自分との間に不協和音が生じ、自分自身の価値までゆらいでしまう人もいます。

世の中の価値観と自分の信じる正しさの間で悩む人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、変化する価値観について考えてみたいと思います。

ただ流されるのはアップデートではない

そもそも価値観というのは、人それぞれに違って良いものです。確固とした正解があるわけではありません。多様化の時代、様々な考え方や価値観を認め合うことが大切です。価値観が時代に合わないからといって、すぐさま相手を責め立てるようなことをしても良いことはないでしょう。

世界の価値観は、差別をなくし、多様化を認め、ひとりひとりの人権を尊重する方向に進んでいます。それはいわば、互いへの思いやりをもち、限りある資源の中で共生していこうというものだと思います。その前提を忘れて、ただ古い価値観を否定するのは根本的なことを見失っているように思います。

もしも自分の価値観が時代に合ってなかったとしても、必ずしもそれが間違いではないのです。たとえ多くの人に否定されたとしても、それがあなたの信念であれば、必ずしも時代に合わせて変化させる必要はありません。

大事なのは、自分の信念とするようなことなのか、そうではないのか、ということです。

たとえば、「今の時代、パワハラと言われるのが怖いから部下を叱りづらくなった」などと言う人がいます。程度の問題はあるにせよ、部下の仕事に対する姿勢を正すべきとき、思いやりを込めた叱責が必要な場面もあるでしょう。「パワハラと言われたくない」からといって、必要なメッセージを伝えられなければ、部下の成長の機会を逃してしまうかもしれません。ただし思いやりが押し付けにならないようにする注意は必要です。

時代の変化にただ流されるのではなく、相手に対する尊重を十分にした上で、自分なりの考えをもって相手に接していくようにしましょう。

人は変化と共に成長する

時代の価値観にただ流されるのと同様に、理由もなく新しい価値観を拒否しようとするのも問題です。歳を重ねるとともに人の意見を頭ごなしに否定するなど、頑固になっていく人が多いように思います。これは老化の影響もありますが、氣のエネルギーが低下して成長を止めようとするマイナスの氣の影響が出てしまっていることも考えられます。

人は変化とともに成長します。変化できないということは、成長を止めてしまっているということも考えられますので、とにかく変化が嫌いという人は氣を受けてみるのも良いかもしれません。

真氣光の研修講座は2泊3日の合宿形式ですが、そのわずかな期間で他の人の意見などを聞きながら急速に価値観が変わっていった人もいます。変化への拒否感がただの思い込みによるものなのか、自分の信念のようなものなのかを見極めるためにも、氣のエネルギーを高めることが大切です。氣の力を借りて考えてみるのがおすすめです。

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