氣のコラム

旬の話題ホワイトハラスメント上司との向き合い方

「ホワイトハラスメント」という言葉をご存知でしょうか? ホワイトハラスメント(ホワハラ)とは、上司や先輩が部下に対して過剰な配慮や期待をすることで、部下の成長機会を奪ったり、精神的な負担を与えたりすることを指します。最近、ドラマやニュースなどで取り上げられ、注目を集めています。

これまであまり意識していなくても、自分のいる職場環境や上司が「ホワイトハラスメント気味かも?」と思い当たる人もいるのではないでしょうか? 上司から叱られた経験が少なく、自分の仕事ぶりが良いのか悪いのかわからなくなり困惑しているという若手の人も多く聞かれます。

そんなホワイトハラスメントですが、氣とどのような関係があるのか、考えてみたいと思います。


ホワハラの具体的な例と問題点

そもそも、ホワイトハラスメントとはどのような上司でしょうか。例として挙げられるのは下記のようなものです。

  • 「残業はしなくていい」「休んでいいよ」と過剰に気遣い、部下の成長機会を奪ってしまう。
  • ミスをするとすぐにフォローし、部下が自分で考える機会を奪ってしまう。
  • 部下の意見に耳を傾けず、一方的に自分の考えを押し付けてしまう。
  • 常に「完璧」を求め、部下に過剰なプレッシャーを与える。
  • 自分の「成果」を部下の「手柄」のように話す。

ホワハラは、パワハラとは異なり、一見すると好意的な言動に見えます。しかし、部下にとっては、プレッシャーや負担となり、モチベーションの低下や体調不良を引き起こす可能性があります。

ホワハラ上司が引き起こす問題点としては、

  • 部下の自主性や成長を阻害してしまう
  • 職場の活性化を妨げてしまう
  • 組織の生産性を低下させてしまう
  • 部下の離職に繋がりやすい
などが挙げられます。上司と部下の問題だけでなく、組織全体に問題をもたらすケースがあります。

上司がホワハラかも?と思ったら

自分の上司がホワイトハラスメントかもしれないと思ったらどのように対処したら良いでしょうか? ホワハラに限らず、コミュニケーション上の違和感があるときに大切なのは、「相互理解」です。互いの気持ちを理解し合うことです。

コンプライアンスに厳しい現代では、以前ほど部下を叱ったり責めたりできないと悩む管理職が少なくありません。しかしマネージャー世代の人は、上の世代から厳しく育成されたという人がほとんどで、マネジメントのあり方が急激に変わった現在、見本となるような上司がおらず、上司もまた何が正しいのかわからず悩んでいる可能性があります。上司が部下の「自主性」や「成長」を尊重すると同時に、部下は上司の好意を正しく理解し、必要であれば遠慮なく自分の意見を伝えることが大切です。

ホワハラ上司は、パワハラ上司に比べて部下からの働きかけに耳を傾けてくれやすい傾向があり、そのぶん解決はしやすいとも言えます。上司も完璧ではありません。本質的なコミュニケーション力を高めるしかありません。

氣の観点から考えれば、「私の上司はホワハラだから」と、恨んだり愚痴を言っていても、自分の成長にも組織力の改善にもつながりません。それどころか、「マイナスの氣」が増幅し、さまざまな悪影響を及ぼす場合もあります。あなたがどのような考えをもっているのかを真摯に伝えれば、わかってくれることも多いのではないでしょうか。そのためにも、普段から自分の思いを言葉にする練習をすることをおすすめします。

コミュニケーションで人間関係のトラブルを乗り越えることで、結果的には自分も上司もプラスの氣を高め、さまざまな好循環を生むことができるはずです。どうしても上司に言い出せない、良い言い方が見つからないという人は、まずは自分の氣のエネルギーを高め、氣の応援を得ることをおすすめします。

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