氣のコラム
メンタル出世を望まない人が増えている?
2022年に行われたアンケート調査で、20代の男女の77.6%が将来役職者になりたくないと回答したそうです。この結果は、若者のキャリアに対する新しい考え方を示しています。出世の代償として責任とプレッシャーが大きくなったり、プライベートの時間が少なくなるというデメリットがあると考えられているからです。
人の上に立つことの意味や、仕事に対する価値観の変化について、氣の観点から考えてみましょう。
なぜ出世したくない?
アンケート結果などから、出世したくない理由を考えてみると、主に3つの理由があるようです。
1. 責任とプレッシャー
多くの若者は、責任の重い役職に就くことを望んでいません。出世することで収入は増えるかもしれませんが、それに伴うストレスやプレッシャーは計り知れないものがあります。今の若者たちは、仕事の成功を金銭や地位ではなく、自分の幸せや健康で測る傾向にあります。
2.プライベートの価値
「プライベートを大事にしたい」という理由も、出世を望まない若者の動機の一つです。家族、趣味、自己成長など、仕事以外の生活を充実させることが、多くの若者にとって重要な価値観となっているようです。
3. 出世以外の成功
出世とは別の形で自己実現を求める若者も増えています。創造的な仕事、起業、フリーランスとしてのキャリアなど、従来のキャリアパスにとらわれない多様な選択肢が、今の若者には魅力的に映るのかもしれません。
出世を望むかどうかは個人の価値観によります。出世することだけが成功ではないという多様な価値観があることは素晴らしいことです。自分自身の幸せと健康を優先し、自分たちに合った働き方を選ぶことが大切です。
ただ「責任が増えるのイヤだ」「プレッシャーを感じたくない」という後ろ向きな理由が大きいようなら、別の視点から考えてみることをおすすめします。
出世のメリットとは?
では逆に、出世するメリットとはなんでしょうか?
まずは収入が増えるというメリットは小さくありません。収入が増えることは、生活が豊かになるだけでなく、自己肯定感が高められたり、人生における選択肢を広げることができます。
また、人の上に立つ経験も、人生において重要な経験になることもあります。人材の育成、マネジメントができるポジションを経験することは、大きな成長につながる可能性があります。責任をもって自分の意思で進める仕事こそ、おもしろみがあり、達成感につながります。こうした経験を、「なんとなく大変そうだから」という理由で敬遠してしまうのは、もったいないのではないでしょうか。
望まない出世の機会が巡ってきたら?
本人が出世を望まなくても、リーダーやマネージャーとして指名を受けるということも考えられます。人の上に立つということは、良くも悪くも部下となる人に与える影響が大きくなります。氣のエネルギーもその影響のひとつです。前向きに仕事に取り組む人であれば、部下に対してもプラスの氣の良い影響を与えることができます。そのことが自分自身の成功にもつながり、多くのメリットがあります。部下が成長すれば、自分の氣のエネルギーもさらに高まり、好循環を生み出します。しかしネガティブな状態で取り組むと、部下の成長を阻害してしまう可能性もあります。ですから、昇進の機会があれば、よく考えて自分が前向きに取り組めるかどうかを考える必要があります。
氣の観点から考えれば、氣のエネルギーが高い人が選ばれやすく、人を成長に導くことができやすい可能性が高いと考えられます。人から評価されて重要なポストを任されるということは素晴らしいことですから、そうした機会に恵まれたことを真摯に受け止めて、よく考えてみましょう。自分は向いていないとか、責任が増えて面倒だと思っていても、やってみたら向いていたということも考えられます。そうした機会があれば、ぜひ前向きに捉えて検討してみてください。
どうしても現場に居たいと願う人、人の上に立つことに抵抗がある人は、自分の進みたい道を突き進むことも正解だと思います。ただし、人生の大きな判断をする時には、氣のエネルギーが高い状態であることが重要です。氣の診断をしてみて、自分の氣のエネルギーが低い人は、氣のエネルギーを高めるための行動をとってください。具体的には、音氣を聞いたり、いいとこ探しをするなどがおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。