氣のコラム
旬の話題情報化社会に広がる「決断疲れ」
「何をしよう」「何を食べよう」「誰と話そう」・・・人は1日に約3万5000回の決断をしていることを知っていますか? 決断は無意識のうちに行っていることも多く、迫られ続ける決断事項に”決断疲れ”をしてしまいます。決断疲れは、日常生活の質を低下させたり、その人自身のパフォーマンスが発揮できなくなってしまうので、決断疲れの対応策について知っておくことは有益です。
そこで今回は、決断疲れの対処法を氣と共に考えます。
決断疲れに陥りやすい状況
決断疲れに陥りやすい人の特徴として、日常的な小さな決断に悩みがちであることが挙げられます。簡単な決断に困る場面が増えれば、1日の間で迫られる大きな決断を前にした時に判断力・決断力のパフォーマンスが低下し、最善の決断が難しくなります。
代表的な例で言えば、アップル創設者のスティーブ・ジョブズは、1日のうちの小さな決断の数を減らすことで、重要で大きな決断に集中できるという理由から、毎日タートルネックを着用していたと言われています。
実際に長期的に体を動かす肉体的疲労に比べて、決断疲れは脳の疲労なので、自分自身で自覚するのが難しいと言われています。衝動的に決断をしたり、事柄の大小に関わらず決断を後回しにするようになったと感じる場合には、決断疲れをしている状況と言えるかもしれません。
決断疲れの対処法
前項で紹介したように、毎日同じ洋服を着用することで日常の決断回数を減らすことも良い方法の一つですが、おしゃれを楽しみたいと思う人もいるでしょう。そこでおすすめするのが、クールダウンをすることです。スマートフォンやPCを誰もが持つ時代、たくさんのコンテンツと情報に溢れています。24時間、常に情報に囲まれていれば、脳は疲れてしまいます。自らの力で、情報、スマートフォンなどから距離を置くことで、意識的にクールダウンする時間を作りましょう。
パズルや塗り絵などの通常の思考以外の単純作業に没頭することが、リラックス効果につながることもあるそうです。杏林大学医学部精神神経科学教室教授 古賀良彦氏によれば、簡単・安価・失敗しても良く、時間がない現代人に足りない、レクリエーションを塗り絵で補うことは非常に高いリラックス効果があるそうです。
一方、豊島岡女子学園中学校・高等学校では、「運針」と呼ばれる裁縫の時間を設けて、集中力を高めています。縫い目は心の状態を表すこともあるそうで、自分の心を見つめ直し、心の鍛錬にもつなげているそうです。
音氣で高める集中力と決断力
脳も筋肉と同じく、鍛えると強くなりますが、疲労が続くと動かなくなってしまいます。筋肉トレーニングによって筋肉が強化されるように、脳も経験や訓練によって高めることができるのです。疲労により決断できなくなっていると感じる場合には、少しずつ集中力を高める訓練を諦めずにしていくことが大切です。氣を受けることで、集中力をより効率的に、効果よく高めることができます。
氣を受けることで、集中するべきときに集中しやすくなります。マイナスの氣による影響は少なくなることで、プラスの氣を取り込み、より集中したい方向に氣を向けていくことができます。中でも音氣は、音氣は眠れないとき、疲れが溜まっているとき、なかなか前向きになれないとき、集中したいときなどに聴くことで、氣のエネルギーを受ける方法です。瞑想と同時に行うことで、氣のエネルギー効果はより高まります。音氣は「氣のミュージック」から聴くことができます。音氣を使った瞑想の実習方法は、別のコラムでも紹介しているので実践してみてください!