氣のコラム

メンタルパワハラにあってしまったら?

社会的な立場の強い人が、弱い人に嫌がらせをする「パワーハラスメント」。これを防止するための法律が、2020年6月から施行されました。いわゆる「パワーハラスメント防止法」として、職場におけるパワハラ対策が事業主の義務となりました。(現在は大企業のみが対象)

あるアンケートでは、74%の人が自分の職場にハラスメントがあると答えています。ハラスメントのなかには、パワハラ・モラハラ・セクハラなどの種類がありますが、いずれにしても職場でつらい思いをしているようです。

パワハラにあっていると感じたら、どのように対処していけば良いでしょうか? 氣の観点から考えてみましょう。

パワハラにあっていると感じたら?

まずはパワーハラスメントの定義を学びましょう。実際にはその線引はむずかしいのですが、厚生労働省がその定義を定めています。

  • 職場の地位・優位性を利用している
  • 業務の適正な範囲を超えた指示・命令である
  • 相手に著しい精神的苦痛を与えたり、その職場環境を害する行為である

2020-07-03-01

引用:パワーハラスメントの定義について(厚生労働省)

●ハラスメントの類型と種類

引用:あかるい職場応援団/ハラスメントの類型と種類

こうした定義を参考に、自分の受けている苦痛が一般的にパワハラと呼べるものなのかを確認してみましょう。ただの業務上の指導をハラスメントと捉えてしまうと、かえって自分の評価を落としてしまう場合もあります。冷静に考えて、本当にパワハラなのかを判断する必要があります。相手との相性や受け止め方の違いなどもあります。できれば相手と向き合って話し合うことで、自分の改善点も見つけ、双方で解決できるのが最善です。

あきらかなパワハラの場合は?

執拗な叱責、暴言、人格否定などを繰り返され、このままでは自分の精神が参ってしまうと感じたら、詳細にその内容の記録をとり、しかるべき人に相談しましょう。上司からパワハラを受けているのであれば人事部や労働組合など、相談できる相手をみつけましょう。それにより解決できない場合は、総合労働相談コーナーなど、外部の相談窓口に相談してみるのがよいでしょう。(あかるい職場応援団

客観的にみてあきらかな被害がある場合は、勇気を出して行動することで、自分以外の人に対する被害を減らすことができ、長期的にみて会社にとって良い方向に改善することもあります。

氣の観点からみたいくつかのパターン

<1>何度転職してもパワハラを受けてしまう

何度も同じ経験を繰り返す人は、小さい頃からいじめられやすかったり、極端に仕事運がなかったりする場合があります。ご先祖から引き継いでいるマイナスの氣の影響を受けている可能性があり、その場合はあなたがいくら努力してもなかなか改善されないかもしれません。

とはいえ、そのことによって落ち込んでしまうと、よりマイナスの氣が増幅し、事態が悪化するばかりです。解決方法は、「あなた自身が変わること」。「いいとこ探し」「音氣を聞く」など、少しでも氣のエネルギーを高める行動を日常に取り入れてください。エネルギーの状態が低いと、ちょっとしたことでも前向きな行動をとれなくなってしまいます。どうしても改善しない場合は、氣の体験会に参加するか、最寄りのセンターまでご相談ください。

<2>過去にパワハラをされていたことが許せない

許せない気持ちはわかりますが、許さないとことであなたにメリットはなにもありません。許せない気持ちをあなたがずっと持ち続けたところで、あなたを傷つけた相手はすっかり忘れて幸せに過ごしているかもしれません。あなただけがつらい気持ちを持ち続け、損をしているのです。

ポイントは、許そうとするのではなく忘れることです。相手を許すのは簡単なことではありませんが、あなたが別の会社でやりがいをもって働いていたり、夢中になることを見つけられたりすれば、自然とそのことを思い出すこともなくなります。悔しい気持ちを発奮材料にして、見返してやるくらいの気持ちで前に進めると良いですね。

<3>パワハラをする側になってしまう

パワハラが常態化した職場にいたり、新人時代にパワハラを受けていたという人は、いざ自分が上司になったときに部下にパワハラをするようになることがよくあります。パワハラは、自分でも気づかないうちにパワハラ行為をしてしまっている、あるいは加担してしまっているものです。最初はちょっとした指導のつもりだったのが、相手が改善しないことでイライラがたまっていき、以前は見過ごせていた小さなミスまでも許せなくなってしまうものです。

大切なのは、自分がパワハラをしていないか、相手を傷つけていないかを自己チェックをすることです。自分の行動を客観視することは難しいですが、記事の最初にあげたパワハラの定義を読んで、自分の行動を省みる機会を設けましょう。特にイライラしている時こそ要注意です。感情のままに言葉を発しないように、気をつけましょう。

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